立民・松原元拉致相が離党届提出 次期衆院選は東京26区から

立憲民主党を離党し会見する松原仁氏=9日午後、国会内(矢島康弘撮影)
立憲民主党を離党し会見する松原仁氏=9日午後、国会内(矢島康弘撮影)

立憲民主党の松原仁元拉致問題担当相は9日、国会内で記者会見を開き、同日に離党届を提出したことを明らかにした。また、次期衆院選に関し、選挙区定数「10増10減」に伴い新設される東京26区から立候補する意向を示した。無所属で立候補するか、他党の公認を得て立候補するかについては、明言を避けた。

松原氏は離党の理由について「立民の公認候補として、新26区からの立候補を都連に求めてきたが、今日に至るまで結論が出ていない。衆院解散・総選挙がいつ行われるかわからない中、本格的な活動を始めようと決意した」と説明した。

都連関係者によると、都連は松原氏が前回衆院選で勝利した東京3区からの立候補を求めていた。一方、松原氏は区割り変更前の東京3区に含まれ、区割り後は新26区を構成する大田区北西部が活動の拠点だったとして、新26区からの立候補を希望してきたが、議論は平行線だったという。

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