北朝鮮は9日、ウクライナ南部で起きたカホフカ水力発電所の巨大ダム決壊は「米国とウクライナが共謀し結託した自作劇だ」と主張しロシアを擁護した。朝鮮中央通信が「国際問題研究院」の研究員の分析記事の体裁で伝えた。
ロシア産天然ガスをドイツに送る海底パイプライン「ノルドストリーム」で昨年9月に起きたガス漏れに米国が関与していたと報じられたことを念頭に、ダム決壊は「第2のノルドストリーム事件に過ぎない」とも主張した。
北朝鮮はロシアのウクライナ侵攻について、米欧がロシアに圧力をかけたことが原因だとして一貫してロシアを支持している。(共同)