日米台、無人機情報共有か 中国の侵攻備え 英紙報道

米空軍の無人偵察機「MQ-9」=2020年7月(ロイター)
米空軍の無人偵察機「MQ-9」=2020年7月(ロイター)

英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は8日、米軍と台湾軍、日本の自衛隊が無人偵察機で入手した情報をリアルタイムで共有しようとしていると報じた。計画を知る複数の関係者の話としている。米政府は中国の台湾侵攻に備え日台と連携強化を図っている。

無人機による情報収集は沖縄と台湾、フィリピンを結ぶ「第1列島線」での中国軍の態勢や、台湾有事が起きた場合に中国の軍艦や潜水艦の活動を把握するため非常に重要になるという。

米軍事企業は2025年から無人偵察機MQ9を台湾に供給する予定で、米政府は米軍と自衛隊のシステムの統合運用も認める方針。米軍幹部は情報共有が大切とする一方で、中国を刺激するため「タブーになっている」と同紙に語った。(共同)

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