加藤未唯、失意から歓喜のV 観客から「頑張れ、加藤!」エール

混合ダブルス決勝で話す加藤未唯(右)、ティム・プッツ組=パリ(共同)
混合ダブルス決勝で話す加藤未唯(右)、ティム・プッツ組=パリ(共同)

8日にパリで開催されたテニスの全仏オープン混合ダブルス決勝で加藤未唯(28)=ザイマックス=がティム・プッツ(ドイツ)とのペアで、四大大会制覇を達成した。今大会の女子ダブルスでは自身が打った球がボールガールに直撃し、失格となった。失意のどん底からはい上がり「精神的に苦しかったが、多くの温かいメッセージが支えになった。ポジティブなパワーを得ることができ、この日を迎えることができた」と解放感に浸った。

加藤はこの日、センターコートで拍手を浴びた。第2セットで立て続けにスマッシュを決めると、観客から英語で「このまま頑張れ、加藤!」とエールも送られた。

試合後は用意した紙を読み「素晴らしい試合だった。(失格後)他の選手やコーチの方たち、温かいメッセージをくれてありがとう」と話すと、再び拍手喝采を受けた。(共同)

全仏テニス 加藤組が混合ダブルス優勝


会員限定記事会員サービス詳細