昨年生産された国産リンゴの輸出量が4月末時点で3万8千トンを超え、過去最多の年間輸出量を8カ月間で上回ったことが8日、財務省貿易統計で分かった。輸出額も過去最高の約188億円。高品質と評され、台湾などで旧正月の贈答品として人気がある。最大生産地の青森県はさらなる販売拡大を目指すとしている。
県によると、品質が例年以上に良かったことに加え、円安や競合する他国の不作も影響した。輸出先は台湾が約7割、香港が約2割を占めた。
集計期間は令和4年9月~5年4月。年間分としては5年8月までをカウントする。これまでの最多は平成27年9月から1年間の約3万6千トンだった。