オフィス仲介大手の三鬼商事が8日発表した5月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス平均空室率は前月比0・05ポイント上昇の6・16%となり、2カ月ぶりに悪化した。オフィス統合による大型解約などで空室が増えた。
地域別では他のエリアへの移転があった千代田区や港区、渋谷区で上昇した。増床や新設のあった中央区と新宿区は低下した。
1坪(3・3平方メートル)当たりの平均賃料は前月より0・10%安い1万9877円で、34カ月連続で前月を下回った。
大阪地区の空室率は0・11ポイント低下の4・92%、名古屋地区は0・10ポイント低下の5・44%だった。