東京オフィス空室率、大型解約で悪化 2カ月ぶり

大手町(右)から丸の内(左奥)にかけてのビル群。左側は東京駅八重洲口=平成29年、東京都千代田区(本社チャーターヘリから)
大手町(右)から丸の内(左奥)にかけてのビル群。左側は東京駅八重洲口=平成29年、東京都千代田区(本社チャーターヘリから)

オフィス仲介大手の三鬼商事が8日発表した5月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス平均空室率は前月比0・05ポイント上昇の6・16%となり、2カ月ぶりに悪化した。オフィス統合による大型解約などで空室が増えた。

地域別では他のエリアへの移転があった千代田区や港区、渋谷区で上昇した。増床や新設のあった中央区と新宿区は低下した。

1坪(3・3平方メートル)当たりの平均賃料は前月より0・10%安い1万9877円で、34カ月連続で前月を下回った。

大阪地区の空室率は0・11ポイント低下の4・92%、名古屋地区は0・10ポイント低下の5・44%だった。

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