キッコーマン、米国で多角化へ 茂木名誉会長が方針

記者団の取材に応じるキッコーマンの茂木友三郎名誉会長=7日、米ウィスコンシン州レークジェニーバ
記者団の取材に応じるキッコーマンの茂木友三郎名誉会長=7日、米ウィスコンシン州レークジェニーバ

【レイクジェニーバ=飯嶋彩希】キッコーマンの茂木友三郎名誉会長は7日、米ウィスコンシン州で記者団の取材に応じ、「しょうゆの需要はまだ伸びている」とした上で、「一本足ではなく、(商品構成を)多角化する努力をしないといけない」と指摘。豆乳の販売拡大を例に挙げた。

また、現在米国でほぼ半数の家庭にあるしょうゆを、将来的に100%を目指す考えも示した。茂木氏は「全ての家庭にしょうゆが置かれるようにしたい」と意欲を述べた。

キッコーマンは売上高の7割が海外事業で、米国は日本に並ぶ最大市場の一つ。しょうゆは米国でステーキなどに合う万能調味料として一般的に広まっている。同州の生産工場は今月、開業から50周年を迎える。

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