LGBT法案、9日に内閣委採決で合意 与党案が可決へ

LGBTなど性的少数者への理解増進法案を巡り、衆院理事懇談会に臨む理事ら=7日午前、国会
LGBTなど性的少数者への理解増進法案を巡り、衆院理事懇談会に臨む理事ら=7日午前、国会

衆院内閣委員会は7日午前、国会内で理事懇談会を開き、LGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案を巡り、9日の同委で与野党の3案を審議し、採決する方針を正式決定した。与党案が賛成多数で採決される方向。13日の衆院本会議で可決され、参院に送付する。今国会で成立する見通しだ。

同法案を巡っては▽与党案▽立憲民主、共産、社民の3党案▽日本維新の会と国民民主党案─が提出されており、それぞれを一括審議する。共産は9日の採決に反対し、参考人質疑などを求めたが、認められなかった。

会合後、井上信治・与党筆頭理事(自民)は記者団の取材に対し、「(法案)成立に向けて努力したい。その際は、できるだけ多くの各党、各会派の賛同が得られるように取り組んでいく」と述べた。

9日の同委での採決では付帯決議も合わせて採択される見通し。決議の中身について、井上氏らが各会派と協議を進めていく。

会員限定記事会員サービス詳細