日本維新の会の京都府議2人がそれぞれ関係する政治団体が、複数年にわたって政治資金収支報告書を期限内に京都府選挙管理委員会に提出していなかったことが7日、分かった。これまでに久保田正紀京都市議(43)の収支報告書未提出が判明しており、党府総支部は6日付で計3人を3~6カ月の党員資格停止処分とした。
府議2人は、上倉淑敬(かみくら・きよゆき)氏(47)と西條利洋氏(34)。上倉氏は党府総支部の幹事長で、6日に幹事長の辞任届を提出し、受理された。
上倉氏側は平成30年と令和元年の報告書を、西條氏側は京都府長岡京市議を務めていた元年と2年、4年の3年分を、いずれも期限までに提出していなかった。党府総支部が久保田氏の問題を受け、府内の所属議員を調査していた。
産経新聞の取材に上倉氏は「提出を失念していた。議員として明確にしなければならない報告書を未提出にしていた責任を重く受け止めている」と話した。
党府総支部代表の堀場幸子衆院議員は「報告書を期限内に提出するのは当然で、議員に厳しい目が向けられる事態だ。大変重く受け止めており、しっかり指導していきたい」と述べた。