ダム破壊は「非道」「国際法違反」 NATOがロシア非難

NATOのストルテンベルグ事務総長(ゲッティ=共同)
NATOのストルテンベルグ事務総長(ゲッティ=共同)

北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)は6日、ウクライナ南部のカホフカ水力発電所のダムが破壊されたとして「非道な行為」「国際法違反」などとロシアを相次いで非難した。

NATOのストルテンベルグ事務総長はスロバキアで行われた東欧諸国の会議で「数千人の市民を危険にさらし、深刻な環境破壊をもたらした」と指摘。「非道な行為であり、ロシアのウクライナに対する戦争の残虐性を改めて示した」と述べた。

EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表はレナルチッチ欧州委員(危機管理)との共同声明で「ロシアの残虐行為が新たな次元に達していることを示しており、国際法に違反している恐れがある」と訴え、戦争犯罪に当たる可能性を指摘した。(共同)

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