元幕内石浦が引退会見「三役とか夢あった…」がドクターストップ

引退する石浦(左)
引退する石浦(左)

今月、現役を引退した大相撲元幕内石浦の間垣親方(33)=本名・石浦将勝、鳥取県出身=が7日、東京・両国国技館で会見を開き、「昨年の大阪場所で首をけがして痛みが取れなかった。私生活は問題なく送れるようになったが、相撲を取ることに対して医師からNGが出た」と引退に至った経緯を語った。

首を痛めた昨年春場所は自己最高位の西前頭5枚目で、翌場所から7場所連続で全休していた。昨年夏、妻と3人の子供の寝顔を見て、土俵を去る方向に気持ちが傾いたという。「現役を続けて三役になるとか夢があったけど、健康な体でずっと家族を見ていきたい。幸せだと思った」と述べ、涙をぬぐった。

思い出の取組は、令和3年名古屋場所で宇良に初めて勝った一番を挙げた。今後は宮城野部屋の部屋付き親方として宮城野親方(元横綱白鵬)の下、後進の指導にあたる。「縁の下の力持ちになりたい。それぞれの個性を伸ばしていけるようなアドバイスをしていきたい」と意欲を示した。

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