自民党の遠藤利明総務会長は7日の谷垣禎一元党総裁が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会、22人)のパーティーで、同グループを派閥化し、「谷垣派」とする意向を示した。遠藤氏は派閥化に向けて「これからグループの皆さんと話して、今後の方針を決めていきたい」と語った。
遠藤氏は「昨年の参院選後に新人議員から『派閥じゃないから行きません』といわれ、大変悔しい思いをした」と派閥化する理由を説明した。
また、有隣会は現在、他派閥との掛け持ちを認めているが、遠藤氏は「他の派閥に所属して(有隣会で)一緒に活動していただく形は一切変えたくない」と明言し、派閥化後も掛け持ちを容認する考えを示した。
有隣会は、平成24年に谷垣氏らが旧古賀派(現岸田派)を脱会して立ち上げた政策グループ。遠藤氏と中谷元・首相補佐官が代表世話人を務めている。