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産経抄

6月7日

日本はバブル景気に浮かれていた。九州でも福岡ドームや長崎オランダ村の話題でもちきりだった。佐賀も負けていられないとばかりに、巨大な工業団地の造成計画が持ち上がった。予定地となったのは県東部に広がる「吉野ケ里」と呼ばれる丘陵である。

▼以前から土器や石器が多数出土していた。工事に先立って発掘調査が行われることになり、県庁文化課の職員、七田忠昭さんがリーダーを務めた。七田さんの亡くなった父親は高校教師のかたわら考古学の研究を続け、吉野ケ里遺跡の重要性を訴えていた。

▼果たして、弥生時代後期としては国内最大規模の集落の存在を示す溝跡をはじめ、物見やぐら跡や人骨を納めた甕棺(かめかん)などが続々と見つかった。七田さんはなんとか遺跡を残そうと考え、弥生研究の第一人者だった奈良国立文化財研究所の佐原真さんとメディアを招いた。「『魏志倭人伝』に記された『クニ』の中心部の一つを思わせる」。佐原さんの言葉に記者は敏感に反応した。

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