「女性の定義を守る会」などLGBT法廃案を要請

「女性と子どもの権利を考えまちづくりにいかす杉並の会」は先月、国会周辺でLGBT法案に反対する集会を行った=5月27日、東京都千代田区(奥原慎平撮影)
「女性と子どもの権利を考えまちづくりにいかす杉並の会」は先月、国会周辺でLGBT法案に反対する集会を行った=5月27日、東京都千代田区(奥原慎平撮影)

女性差別の解消を目指す女性有志でつくる「女性の定義を守る会」と東京都杉並区を拠点に活動する「女性と子どもの権利を考えまちづくりにいかす杉並の会」は7日、LGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案の廃案を求める要請書を自民や公明、日本維新の会など各党に送った。

両団体は、9日の衆院内閣委員会で一括審議される与野党3案のいずれに対しても「女性の生存権を侵害するものだ」と指摘し、反対の立場を訴えている。

要請書には、トランスジェンダー女性(生まれつきの性別は男性、性自認は女性)が海外で女性競技スポーツに参加し女性選手の活躍が阻まれている状況なども念頭に、「性別を変更するという事実によって多くの女性の人権が侵害されてきた。性別は心や表現といったもので上書きしてはならない」とし、同法案の廃案を強く求めた。

法案は9日委員会採決へ 懸念払拭は不十分

9日 即日採決へ


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