露軍、原発取水ダム爆破か ウクライナ南部

決壊したカホフカ水力発電所のダム=6日、ウクライナ南部ヘルソン州(ロイター)
決壊したカホフカ水力発電所のダム=6日、ウクライナ南部ヘルソン州(ロイター)

ウクライナ軍の南部作戦司令部は6日、ロシア軍がドニエプル川のカホフカ水力発電所のダムを爆破したとフェイスブックで主張した。被害程度を調べているという。欧州最大のザポロジエ原発はダムの貯水池から冷却水を取水している。

一方、ロシア軍に大規模攻撃を仕掛けたウクライナのゼレンスキー大統領は5日の国民向け動画声明で「ウクライナが勝利すると敵は知っている」と主張。自国の将兵らに対し、特に東部ドネツク州の激戦地バフムト付近で進軍したとし「この日期待していた通りの知らせをもたらしてくれた」と戦果をたたえた。

ロシア民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏は5日、バフムトに近いベルホフカの一部がウクライナ軍に奪回されたとしてロシア軍を批判した。

ロシア国防省は5日、ドネツク州付近の戦線でウクライナ軍から大規模攻撃を受けたと発表していた。ただ、ウクライナは戦況の詳細の公表を控えている。(共同)



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