東京株続伸、午前終値133円高 バブル後高値を更新

日経平均株価が約33年ぶりに3万2000円を超えた。終値を示す株価ボード=5日午後、東京都中央区(鴨志田拓海撮影)
日経平均株価が約33年ぶりに3万2000円を超えた。終値を示す株価ボード=5日午後、東京都中央区(鴨志田拓海撮影)

6日午前の東京株式市場は、日経平均株価が前日終値を挟んでもみ合う展開となった。短期的な過熱感から反落して始まったが、上昇相場の勢いは強く、バブル経済崩壊後の最高値を上回った。

日経平均株価の午前終値は前日終値比133円15銭高の3万2350円58銭。東証株価指数(TOPIX)は4・28ポイント高の2224・07。

前日までの3営業日で上げ幅が計1300円を超えたため、高値警戒感から朝方は売りが先行した。前日の米国株安や、外国為替相場が円高に振れたことも嫌気し、下げ幅は一時200円を超えた。

ただ、売り一巡後は買い戻す動きが出て、平均株価は上昇に転じた。午前終値は3万2300円を超え、取引時間中と終値のバブル後最高値をともに更新した。

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