6日午前の東京株式市場は、日経平均株価が前日終値を挟んでもみ合う展開となった。短期的な過熱感から反落して始まったが、上昇相場の勢いは強く、バブル経済崩壊後の最高値を上回った。
日経平均株価の午前終値は前日終値比133円15銭高の3万2350円58銭。東証株価指数(TOPIX)は4・28ポイント高の2224・07。
前日までの3営業日で上げ幅が計1300円を超えたため、高値警戒感から朝方は売りが先行した。前日の米国株安や、外国為替相場が円高に振れたことも嫌気し、下げ幅は一時200円を超えた。
ただ、売り一巡後は買い戻す動きが出て、平均株価は上昇に転じた。午前終値は3万2300円を超え、取引時間中と終値のバブル後最高値をともに更新した。