大阪府八尾市は、令和9年4月末までの間、大松桂右(だいまつ・けいすけ)市長ら常勤の特別職7人の給料や退職手当を減額する。大松市長は1期目と同様に、5月から始まった2期目の4年間も月額給料を101万円から70万7千円へ3割カットし、退職手当も全額返上する。
市によると、常勤の特別職の報酬を減額することで、今後4年間で約1億円の自主財源を捻出できる。こうした財源は市の独自施策に今後活用するという。
市長以外の給料は、副市長(2人)20%▷病院事業管理者、水道事業管理者、監査委員、教育長(計4人)各15%-をカットする。退職手当は半減する。
大松市長は4月の市長選で「身を切る改革」の継続などを公約に再選した。同市の厳しい財政面を考慮し、自らの姿勢を示す意味で5月の臨時市議会で市が関連条例案を提出し、可決された。