女子テニスの加藤未唯(28)=ザイマックス=が4日にパリで行われた全仏オープン女子ダブルス3回戦で失格になったことを不服とし、四大大会側に提訴したことを明らかにした。5日に混合ダブルスで4強入りを決めた際に記者会見し、失格理由になった「危険な行為」には該当しないなどと主張した。
問題の試合では第2セット途中、ポイント間に相手コート側に送った球がボールガールを直撃。危険な行為とみなされて失格になった。加藤は強い球を当てたわけではないとの認識で、大会の運営責任者に動画の確認を求めたが「ビデオを見ることはできない。アンラッキーだったね」と突っぱねられたという。
他選手らからも失格を疑問視する声が相次いでいる。加藤は行為自体については「故意でないにしても彼女に当たったのは事実だった。それだけは謝りたかった。失格になってしまってパートナーにも申し訳ない」とした。(共同)