英王子、法廷に姿現さず　盗聴訴え、娘誕生日を優先

英大衆紙による電話盗聴を訴えロンドンの裁判所で５日、証言する予定だったヘンリー英王子は法廷に姿を現さなかった。４日が長女リリベットちゃんの２歳の誕生日で、王子は米国での誕生パーティー出席を優先した。６日に出廷するとの観測がある。英ＢＢＣ放送などが報じた。

英王室のメンバーが法廷で証言台に立つことは珍しい。１８９１年に、後に国王エドワード７世となった当時の皇太子が、誹謗中傷事件を巡り証人となった例がある。

ヘンリー王子は大衆紙デーリー・ミラーの発行社が１９９６～２０１１年に電話盗聴など「違法な手段」で取材したと訴えている。（共同）

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