イニエスタが古巣のバルサと対戦 パス出す度にどよめき起きる

バルセロナ戦で巧みなボール扱いを披露する神戸のイニエスタ=国立競技場(撮影・福島範和)
バルセロナ戦で巧みなボール扱いを披露する神戸のイニエスタ=国立競技場(撮影・福島範和)

サッカースペイン1部リーグの強豪、バルセロナとJ1、ヴィッセル神戸の親善試合が6日、東京・国立競技場で行われ、今夏限りでの神戸からの退団が決まっている元スペイン代表のイニエスタが先発出場した。

イニエスタにとっては、育成組織時代から自身を育ててくれた古巣との対戦。バルセロナは4日に敵地でスペイン1部リーグの最終戦を戦ったばかりで、イニエスタは5日のオンライン会見で、強行軍で来日し、中1日で試合に臨んでくれる古巣の選手らに感謝の気持ちを表していた。

イニエスタはフィールドプレーヤーの先陣をきってピッチに姿を現すと、チームメートとともにゴール裏のサポーターに一礼。入念にウオーミングアップを行って今季初となる先発出場に備えた。

降りしきる雨の中、キャプテンマークを巻いてピッチに立ったイニエスタは4-3-3の布陣の攻撃的MF(インサイドハーフ)のポジションで出場。巧みなボール扱いやスルーパスを披露する度に、観客席からどよめきが巻き起こった。

バルセロナの来日は2019年以来4年ぶり。イニエスタは5日のオンライン会見で「日本のサッカーファンにお別れを告げる一つの場になる」と話していた。

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