2025年大阪・関西万博について、産経新聞グループのマーケティング会社「産経リサーチ&データ」が意識調査をしたところ、公式キャラクター「ミャクミャク」について20~30代の半数以上が好印象だった一方、50代以上では不人気の傾向となったことが分かった。
調査は産経リサーチ&データの会員サイト「くらするーむ」の登録者を対象に5月2~14日にウェブ上で実施。男性1458人、女性966人の計2424人から回答を得た。
ミャクミャクについては「良いと思う」という回答が20代までが65・9%でトップ。年齢層ごとに「あまり好きではない」という回答の比率が高まり、50代以降は〝支持派〟が半数を下回った。60代では「良いと思う」が34・5%と年代別でワーストだった。
万博への来場意向については、「ぜひ行ってみたい」と「できれば行ってみたい」との回答が全体の53・8%。年代別では80代が67・7%と最も高く、40代だけが47・3%と半数を割った。地域別では地元の大阪が72・2%、大阪を除く近畿地方が63・9%。開催地から離れるにつれて関心が薄れ、機運醸成の課題が浮き彫りとなった。
万博に合わせて来訪したい周辺府県については、京都府が28・3%でトップ。次いで、奈良県が16・5%となった。寺社仏閣が人気の理由で、兵庫県は12・3%に留まった。