アフリカ北東部スーダンで続く軍と準軍事組織「即応支援部隊」(RSF)の戦闘で、米国とサウジアラビアが仲介した停戦が3日夜に期限切れで失効し、首都ハルツームでは4日にも交戦があった。ロイター通信などが伝えた。停戦は5月22日に発効して一度延長されたが、再延長はされず、戦闘再燃が懸念されている。
ロイターによると、ハルツームでは4日、黒煙が立ち上った。西部ダルフール地方でも戦闘があった。
サウジの国営通信は、スーダン軍とRSFの代表者が停戦期限の後もサウジ西部ジッダにとどまっていると伝えた。米サウジは恒久的な停戦を目的とした交渉再開を促している。
RSFのダガロ司令官は4日、サウジのファイサル外相と電話会談したと明らかにし、サウジによる交渉仲介に謝意を示した。(共同)