女川原発訴訟で原告側控訴 仙台、請求棄却判決不服

宮城県の東北電力女川原発。手前右が2号機=2月
宮城県の東北電力女川原発。手前右が2号機=2月

東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の重大事故時の避難計画に不備があるとして、石巻市民らが東北電に2号機の再稼働差し止めを求めた訴訟で、原告側は5日、請求を棄却した5月24日の仙台地裁判決を不服として仙台高裁に控訴した。

仙台地裁判決で、原告側は原発運転再開による危険性を立証していないと指摘。避難計画の実効性について判断しなかった。

原告側は、避難計画は事故が起きる前提でつくられており、原発再稼働による危険性を立証する必要はないと主張している。

東北電は、令和6年2月の2号機再稼働を計画。稼働すれば東日本大震災後、被災地で初となる。

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