バルサと対戦のイニエスタ「みんなにとって特別な日に」　監督は先発起用明言

サッカースペイン１部リーグの強豪、バルセロナと６日に東京・国立競技場で国際親善試合を戦うＪ１、ヴィッセル神戸の元スペイン代表、イニエスタと吉田監督が５日、オンラインで取材に応じた。今夏限りでの神戸からの退団を発表しているイニエスタは古巣との対戦について「みんなにとって特別な日になる。日本のサッカーファンにとっても素晴らしい試合になると思う」と感想を話した。

「日本のサッカーファンにお別れを告げる一つの場所になる」と親善試合を位置づけたイニエスタは「お祭りではないが、スペクタクルな試合になれば」と希望を話した。神戸とバルセロナの両チームでプレーすることについては「できたら楽しいというのはあるが、可能性はない。自分の今いるチームでプレーして最大限に楽しむのがやるべきこと」と否定した。

また、「スタートから使う。そこからいけるところまでできれば」とイニエスタの先発起用を明言した吉田監督は「攻撃の部分で違いを見せてほしい」と期待。バルセロナの印象については「一人一人のレベルが際立っている。ブロックを組んでもゴール前まで持ち込むイメージがある」とし、「われわれとしても（バルセロナとの対戦は）経験になる。将来、海外を目指している選手もいるだろうし、多くの選手に経験してほしい」と話した。