福岡に本社機能の一部移転 エヌエヌ生保、災害対策で

オランダの金融グループ傘下のエヌエヌ生命保険(東京)が本社機能の一部を福岡市に移すことが5日、同社への取材で分かった。大規模災害に備えたリスク分散の一環。福岡・天神の「天神ビジネスセンター」に拠点を置き、9月から業務を始める予定。

災害が少なく、西日本経済の中核都市の一つである福岡市を選んだ。大学が多く、高度な技術を持つ人材の確保も期待している。

当初は14人体制で順次拡充する。ネットワーク関係やアプリなどのシステム系と支払い機能の一部を移転。本社のある東京が機能不全に陥っても保険金を支払えるようにする。

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