藤井棋聖4連覇か、佐々木七段初戴冠か ヒューリック杯棋聖戦第1局始まる

第1局、藤井聡太棋聖との対局で2手目を指す佐々木大地七段(右)=5日午前、ベトナム・ダナンのダナン三日月(鴨川一也撮影)
第1局、藤井聡太棋聖との対局で2手目を指す佐々木大地七段(右)=5日午前、ベトナム・ダナンのダナン三日月(鴨川一也撮影)

【ダナン=中島高幸】将棋の藤井聡太棋聖(20)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将=に佐々木大地七段(28)が挑戦する産経新聞社主催のタイトル戦「第94期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負」の第1局が5日午前(日本時間同)、ベトナム・ダナンの「ダナン三日月」で始まった。

藤井棋聖は1日に最年少で名人獲得と7冠を達成後、最初の公式戦で、佐々木七段は初のタイトル戦に挑む。藤井棋聖が4連覇を達成するか、佐々木七段がタイトルを初獲得するか、注目のシリーズだ。両者の公式戦での対戦成績は2勝2敗の五分。

対局室には佐々木七段、藤井棋聖の順で入室。佐々木七段は、師匠の深浦康市九段(51)が平成19年、王位戦七番勝負で初タイトルを獲得した際に着た和服を身に着け登場した。

産経新聞社の飯塚浩彦会長が振り駒をし、先手は藤井棋聖に。午前9時(日本時間午前11時)、立会人の小林健二・九段の合図で対局が始まり、藤井棋聖はお茶を飲んで飛車先の歩を突き、佐々木七段も飛車先の歩を突いて応じた。持ち時間は各4時間で、夜に終局する見通し。

対局はインターネット動画配信サービス「ABEMA」の将棋チャンネルでライブ放送。検索は「ABEMA 将棋チャンネル」。

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