国民民主党は5日、令和2年9月の結党以来初の政治資金パーティーを都内のホテルで開催した。玉木雄一郎代表は「永田町ではいつ衆院解散・総選挙が行われるかの話題で持ち切りだ。ぬかりなく準備を進めたい」とあいさつし、次期衆院選へ準備を急ぐ考えを示した。
玉木氏は「常に『国民民主は大丈夫か』と心配いただきながら何とか生き残ってきた。毎日が正念場だ」と結党以来の日々を回顧。過去の国政選で「政策はいいが候補者がいない」との声が有権者から多く寄せられたと紹介し、次期衆院選で「候補者をできるだけ多く立てたい」と語った。
4月の統一地方選で地方議員数が1・4倍となったことにも触れ「今は小さな勢力だが、時代を先導する勢力としてこれからも頑張っていく」と強調した。元滋賀県知事の嘉田由紀子参院議員が入党し、所属国会議員が衆参21人となることも報告。連合の芳野友子会長も来賓で出席した。
国民民主は、6日には衆院選の候補者発掘に向けた「こくみん政治塾」の初講義を行う予定。当初の募集定員100人に対し、約640人の応募があったという。