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藤井棋聖、4連覇に向け白星発進 「距離感が難しい将棋だった」

【ヒューリック杯棋聖戦第1局】 佐々木大地七段(右)に勝利し、感想戦で対局を振り返る藤井聡太棋聖=5日午後、ベトナム・ダナンのダナン三日月(鴨川一也撮影)
【ヒューリック杯棋聖戦第1局】 佐々木大地七段(右)に勝利し、感想戦で対局を振り返る藤井聡太棋聖=5日午後、ベトナム・ダナンのダナン三日月(鴨川一也撮影)

「第94期ヒューリック杯棋聖戦5番勝負」(産経新聞社主催、ヒューリック特別協賛)の第1局は5日、ベトナム・ダナンのリゾートホテル「ダナン三日月」で指され、先手の藤井聡太棋聖(20)=竜王・名人・王位・叡王・棋王・王将との7冠=が113手で挑戦者の佐々木大地7段(28)を破って先勝、4連覇に向けて白星発進した。藤井棋聖の海外での対局は今回が初めて。

終局後、藤井棋聖は「距離感が難しい将棋だった。(海外での対戦について)素晴らしい環境を整えてくれて気持ちよく対局できた」。佐々木七段は「慎重になりすぎる部分も多く、大舞台の難しさを感じた」と話した。

藤井棋聖4連覇か、佐々木七段初獲得か ベトナムで第1局始まる

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藤井棋聖は1日に最も若く名人を奪取し、羽生善治九段(52)に続き2人目、最年少で7冠を獲得したばかり。早くも防衛戦を迎えている。今後は前人未到の全8冠制覇を目指し、棋聖戦、王位戦7番勝負の防衛戦を続けながら、残る王座の挑戦権獲得に挑む。

棋聖戦5番勝負は持ち時間各4時間。先に3勝した方が棋聖を獲得する。

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