<独自>徳洲会が複合体操施設を建設へ 国内最大級、鎌倉に来秋竣工

選手を指導する米田功監督=令和4年、神奈川県鎌倉市
選手を指導する米田功監督=令和4年、神奈川県鎌倉市

医療グループの一般社団法人「徳洲会」(本部・東京都千代田区)が神奈川県鎌倉市に複合体操施設を建設する計画であることが4日、関係者の話で分かった。来年秋に竣工予定で、管理・運営は徳洲会体操クラブ(米田功監督)が担う。トップ選手の練習拠点とするほか、地域の健康増進に寄与することも目指す。

関係者によると、施設は敷地面積4250平方メートル、地上3階建て、延べ床面積5300平方メートル。1階に直線60メートル超の室内陸上トラックと選手用の食堂、浴室が入り、2階が練習場となる。床運動のフロアを2面備えるなど体操男子専用の体育館としては国内最大級となる。常駐する専任の理学療法士が選手のトレーニングやリハビリなどをサポートする。

2階には子供の体操教室も併設し、トップ選手たちと同じ空間で体操を楽しめるようにする。

3階には地域住民が利用できる「メディカルフィットネスクラブ」を新設。一般的なフィットネスジムとして使用できるだけでなく、徳洲会グループの医療機関と連携して、生活習慣病の運動療法なども行えるようにしていく構想だ。

3階から2階の練習場を観覧できる構造とすることで、体操クラブを身近に感じてもらい、体操の魅力をより伝えていけるようにしていくという。

施設は、現在、徳洲会体操クラブが練習拠点としている鎌倉市内の体育館から徒歩10分程度の場所に建設される。

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