失職議員の補選再出馬、条例化で規制検討 都民ファ

失職議員の補選再出馬を規制するため条例化を検討しているという都民ファーストの会の森村隆行代表(右)=5日、東京都議会(外崎晃彦撮影)
失職議員の補選再出馬を規制するため条例化を検討しているという都民ファーストの会の森村隆行代表(右)=5日、東京都議会(外崎晃彦撮影)

東京都議補欠選挙(大田区選挙区)の投開票から一夜明けた5日、都民ファーストの会の森村隆行代表は、都議会内で報道陣の取材に応じ、議員の失職などにより行われた今回の選挙に失職した本人が再出馬したことに触れ、なんらかの制限を設ける条例案の提出を検討していることを明らかにした。

森村氏は、失職した議員が再出馬したことについて「ルール通りなので悪いことではない」と前置きしつつも「選挙(の要因)を作った張本人は出ない方がいい。倫理観の問題として、区民にとっても違和感があったのではないか」と指摘。党内で条例化に向けた検討を進めていくとした。

森村氏によると、目指す条例は、地方議会が独自に設けている首長の多選を禁止する条例などをモデルケースにすることを想定しているという。

都民ファの都議だった森愛氏が4月23日に行われた大田区長選に出馬したため自動失職。落選後、今回の補選に無所属で出馬して当選した。

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