ゲーム大手カプコン(大阪市)の人気格闘ゲーム「ストリートファイター」シリーズのキャラクター「リュウ」の銅像が橿原市の市観光交流センター「かしはらナビプラザ」前に完成し、除幕式が行われた。
カプコンの創業者、辻本憲三会長が橿原市出身という縁もあり、昨年8月、市とカプコンは包括連携協定を締結。同シリーズのキャラクターを活用した観光振興の取り組みを進めている。今回は、地元の有志6人が市の活性化に役立ててほしいと、同シリーズの人気キャラクターであるリュウの銅像を寄贈した。
銅像は台座を含めた高さ約1・6メートルのブロンズ製。「竹中銅器」(富山県高岡市)が制作し、デザインはカプコンが監修した。道着に鉢巻きを締め、ファイティングポーズを取った力強い仕上がりとなった。
5月27日に行われた除幕式には、寄贈した6人のほか、橿原市の亀田忠彦市長や地元の柔道クラブの子供たちも参加。銅像が披露されると拍手がわきおこった。
寄贈者の一人で、同市の建設業、藤井紀幸さん(43)は「自分もゲーム世代で、リュウは大好きなキャラクター。もっと銅像が増えて、橿原がストリートファイターの街になれば」と話した。
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銅像設置を記念し、かしはらナビプラザでは企画展「STREET FIGHTER展 IN かしはらナビプラザ」を開催中。平成7年に同市で開催された藤原京遷都1300年記念イベントで公開されたアニメ「ストリートファイターⅡよみがえる藤原京~時を駆けたファイターたち」も上映する。
午前9時~午後7時。18日まで。