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反攻か、ウクライナは沈黙 大規模攻撃、撃退と露主張

ロシア国防省は5日、ウクライナ東部ドネツク州付近の戦線で4日にウクライナ軍が5カ所から大規模攻撃を仕掛けたが、撃退したと発表した。ウクライナ軍が米欧の軍事支援を受けて準備してきた反転攻勢が本格的に始まった可能性もある。ウクライナ国防省は4日、反転攻勢の開始は公表しないと宣言し、国民にも口外しないよう呼びかけた。

南部ザポロジエ州のロシア側幹部ロゴフ氏は5日、同州とドネツク州との境界付近で攻撃が強まっていると述べた。

4日に公開されたウクライナ東部ドネツク州での戦闘の様子(ウクライナ軍提供、ロイター=共同)
4日に公開されたウクライナ東部ドネツク州での戦闘の様子(ウクライナ軍提供、ロイター=共同)

反攻開始を控えるウクライナ側は情報管理に神経をとがらせている。マリャル国防次官は「計画は沈黙を愛する」と述べ、ウクライナ兵らが口元に人さし指を立てて口止めする動画を交流サイト(SNS)に投稿。レズニコフ国防相も「言葉は不要。害悪しかない」とツイートした。(共同)

ウクライナ東部ドネツク州で、ロシア側拠点への攻撃の準備をするウクライナ兵=2日(ゲッティ=共同)
ウクライナ東部ドネツク州で、ロシア側拠点への攻撃の準備をするウクライナ兵=2日(ゲッティ=共同)

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