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産経抄

6月4日

通算400勝の名投手、金田正一さんは最後の5シーズンを巨人で投げた。

▼古巣の国鉄から移って間もない頃、長嶋茂雄さんにこぼしたという。「シゲよ、巨人のユニホームは晴れがましい反面、冷たい着心地がするな」。覚悟のない者が着たらこんなに重たいものはない、と(文春新書『野球へのラブレター』)。伝統という見えざる敵との闘いである。球界の大物でさえ例外ではなかった。

▼将棋界にも似た話がある。谷川浩司さんは史上最年少の21歳2カ月で「名人」となり、「1年間、名人位を預からせていただく」と記者会見で口にした。それまでタイトル挑戦の経験すらなかった自分に、将棋界の最高峰に立つ資格があるのか。そんな疑念がいつまでも胸を去らず、色紙への署名には「名人 谷川浩司」と書けなかったそうである。

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