堺市長選 永藤氏が再選 維新の勢い続く

当選を確実とし、花束を受け取る永藤英機氏(右)=4日8時15分、堺市堺区(根本成撮影)
当選を確実とし、花束を受け取る永藤英機氏(右)=4日8時15分、堺市堺区(根本成撮影)

任期満了に伴う堺市長選は4日投開票され、大阪維新の会現職の永藤英機氏(46)が、無所属新人の元市議、野村友昭氏(49)を破り、再選を果たした。投票率は34・12%(前回40・83%)。4月の大阪府知事選、大阪市長選をはじめとする統一地方選での維新の勢いが、引き続き表れた格好になった。

1期目の永藤市政への評価が主な争点となった。永藤氏は財政再建への取り組みなどをアピール。また、大阪府とともに誘致した「G7大阪・堺貿易大臣会合」など、大阪府市との連携で堺市を成長させると主張した。大阪府の吉村洋文知事ら維新幹部も多数応援に入り、選挙戦を終始、有利に展開した。

前回に続き永藤氏と争った野村氏は、自民、立憲民主両党の市議らが自主的に支援。永藤氏の財政運営への批判や、子育て政策の拡充、まちづくりに重点を置く市政への転換を訴えたが、支持が広がらなかった。

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