ロシア各地で侵攻への抗議デモ 獄中活動家が呼びかけ

ロシア極東ウラジオストク中心部の広場で、抗議行動を警戒する警察官ら=4日(共同)
ロシア極東ウラジオストク中心部の広場で、抗議行動を警戒する警察官ら=4日(共同)

ロシアのプーチン政権と対立して刑務所で服役中の反政府活動家ナワリヌイ氏の呼びかけに応じて4日、ロシア各地で同氏解放を求め、ウクライナ侵攻を続ける政権に抗議するデモが行われ、拘束者が出た。ウクライナ侵攻開始後、異例の抗議だが、当局は締め付けを強めており、どこまで広がるかは見通せない。

抗議は時間帯の早い極東から順次実施された。人権団体「OVDインフォ」によると、当局は極東ハバロフスクやシベリアの複数の都市で計4人を拘束した。極東ウラジオストク中心部の広場では警察官多数が厳戒態勢を敷き、抗議行動を防いだ。モスクワなど大都市の動きが注目される。 4日に47歳の誕生日を迎えたナワリヌイ氏は声明で「社会の進歩とより良い未来のため、代償を払う人が増えれば各人の負担は減る。真実を語り、正義を守ることが危険でなくなる日が必ず来る」と賛同を訴えた。(共同)

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