トルコ大統領、新内閣発表 外相に情報機関トップ

トルコ・アンカラで新閣僚らと並ぶエルドアン大統領(中央)=3日(AP=共同)
トルコ・アンカラで新閣僚らと並ぶエルドアン大統領(中央)=3日(AP=共同)

トルコのエルドアン大統領は3日、副大統領1人と閣僚17人で構成される新内閣を発表した。副大統領、主要閣僚をいずれも交代、外相には情報機関、国家情報機構(MIT)のフィダン長官、財務相にはシムシェキ元副首相を任命した。

スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟を承認するかどうかが当面の焦点。国内では長引くインフレ対策が課題で、エルドアン氏の低金利政策をシムシェキ氏が見直すかどうかも注目される。シムシェキ氏は経済に明るく、過去にも財務相を務めている。

副大統領にはユルマズ元副首相、国防相にギュレル軍参謀総長、内相にイェルリカヤ・イスタンブール県知事が任命された。留任は2人。女性閣僚は1人となった。

これまで政権を支えてきたオクタイ副大統領やチャブシオール外相、アカル国防相らは5月の議会選で与党、公正発展党(AKP)から出馬し、当選している。議員と閣僚は兼任できず、今後は議員として活動する。(共同)

会員限定記事会員サービス詳細