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百合子さま、百寿お迎えに 三笠宮さまに「深い感謝の念」

三笠宮妃百合子さま=5月22日、東京都港区(宮内庁提供)
三笠宮妃百合子さま=5月22日、東京都港区(宮内庁提供)

三笠宮妃百合子さまは4日、百寿となる100歳の誕生日を迎えられた。現在の皇室では最高齢で、明治以降の皇室でも、昭和天皇の弟で平成28年に薨去(こうきょ)した三笠宮さまに並ぶ長寿となられた。

百合子さまは百寿に際し、宮内庁を通じて文書でお気持ちを寄せられた。皇族としての80年超を振り返り、公務に取り組むかたわら「アルバムを作成したり、5人の子供たちの育児日誌をつけたりと、時間に追われながらも充実した毎日を過ごしておりました」とご回想。三笠宮さまをはじめとした関係者の支えに「深い感謝の念」を抱きながら、当時のことを思い起こされているという。

また、孫やひ孫の成長を楽しみにするとともに「これからも人々の幸せを祈念しつつ、日々を過ごしてまいりたいと存じます」ともつづられた。

百合子さまは高木正得(まさなり)子爵の次女で、昭和16年に三笠宮さまとご結婚。現在は高齢のため一部を除き公的な役職から退かれている。平成11年には、徐脈性不整脈などの治療のため、ペースメーカーをご装着。令和2年には心不全との診断を受けられたこともあった。

現在は、赤坂御用地にあるお住まいの宮邸(東京都港区)で、リハビリ体操や車いすでの庭の散策などで日々を過ごし、テレビの野球中継を楽しみにされているという。

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