春日山親方、引退相撲で自ら美声披露

断髪を終えて整髪した春日山親方(左)は、演歌歌手の山本譲二と熱唱した
断髪を終えて整髪した春日山親方(左)は、演歌歌手の山本譲二と熱唱した

一昨年の6月に現役引退した元関脇勢の春日山親方(36)=本名東口翔太、大阪府出身、伊勢ノ海部屋=の引退相撲が4日、東京・両国国技館で開かれ、断髪式では演歌歌手の山本譲二さんら約250人がはさみを入れた。「潔く、男らしく、次のステージでも頑張っていきたい」と抱負。現役時代から角界屈指の美声で知られ、歌を披露するひと幕もあった。

師匠の伊勢ノ海親方(元幕内北勝鬨)に大銀杏を切り落とされ、整髪後には土俵横のステージで山本さんと代表曲の「花も嵐も」など3曲を熱唱。約15年の付き合いという歌手の平原綾香さんもはさみを入れ、2曲を歌った。

春日山親方は190センチを超す長身で右四つ、寄りを得意とし、敢闘賞4度受賞。断髪式で目を潤ませ「現役時代から歌を通じて支えられてきた。感謝しかない」と語った。

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