バスケの街へファン巡礼 スラムダンク効果、秋田・能代

「能代バスケミュージアム」。人気漫画「スラムダンク」のアニメ映画公開後、来館者が急増した=5月、秋田県能代市
「能代バスケミュージアム」。人気漫画「スラムダンク」のアニメ映画公開後、来館者が急増した=5月、秋田県能代市

「バスケの街」をアピールする秋田県能代市の「能代バスケミュージアム」の来館者が急増している。きっかけは人気漫画「スラムダンク」のアニメ映画公開。ファンの間で、同市の高校が劇中の強豪バスケットボール部のモデルとされ「聖地巡礼」人気に火が付いた。韓国や台湾のファンも訪れる。

県北部に位置する能代市の県立能代工業高(現・能代科学技術高)バスケ部は全国制覇58回を誇り、市はバスケの街を掲げる。2012年開館の「ミュージアム」は、同部の監督を長年務めた故加藤広志氏や、同部出身で日本人初の米プロNBAプレーヤーとなった田臥勇太さんにまつわる資料、スラムダンクの作者井上雄彦さんのサインなどを展示している。

「能代バスケミュージアム」。人気漫画「スラムダンク」のアニメ映画公開後、来館者が急増した=5月、秋田県能代市
「能代バスケミュージアム」。人気漫画「スラムダンク」のアニメ映画公開後、来館者が急増した=5月、秋田県能代市

22年の年間来館者は約4300人だったが、今年は5月だけで2300人余りが訪れ、1カ月当たりでは過去最多となった。

能代市の南約100キロの由利本荘市にある「森子大物忌神社」。映画の登場人物が参拝する神社に似ていると話題だ=5月、秋田県由利本荘市
能代市の南約100キロの由利本荘市にある「森子大物忌神社」。映画の登場人物が参拝する神社に似ていると話題だ=5月、秋田県由利本荘市


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