アジア大会競泳東京開催へ 愛知知事、来週にも要請

愛知県と名古屋市が共催する2026年夏季アジア大会の組織委員会が、競泳の会場を東京に変更する方向で調整に入ったことが3日、県関係者への取材で分かった。来週にも組織委会長の大村秀章愛知県知事が小池百合子東京都知事に協力要請する。主催者のアジア・オリンピック評議会(OCA)が変更を求めていたのに加え、大会コストの削減に向けた対応の一環とみられる。

名古屋市の河村たかし市長は取材に「OCAからはプールサイドが狭いときつく言われた。向こうが使わないと言っており、どうしようもない」と述べた。

現行計画は名古屋市のガイシプラザを会場としているが、OCAはバリアフリー対応が不十分なことなどを理由に東京アクアティクスセンターを活用するよう要求。組織委は当初、改修して使う方針だったが、既存施設を使う方が安く済むことなどを踏まえ改めた。物価高などを受け、組織委は既に選手村の建設が見送られる方針となっている。

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