名人獲得と7冠を史上最年少で達成した藤井聡太(20)は、全8冠独占への道を確かな足取りで進んでいる。残るタイトルは盟友・永瀬拓矢(30)が保持する王座のみだ。
王座戦は1次、2次予選があり、その先に16人で争う挑戦者決定トーナメント(本戦)がある。タイトル保持者の藤井は予選が免除され、現在本戦ベスト8まで進んでおり、3連勝すれば挑戦権をつかむ。例年9月開幕の王座戦五番勝負に、藤井は果たして挑戦者になれるのだろうか。
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王座戦は藤井が早期に挑戦権に近づいたタイトル戦だったが、なかなか挑戦が実現していない。
平成28年10月にプロ入りした藤井は、初参戦した30年度の王座戦で1次、2次予選を突破し、本戦に進出したが、準決勝で当時七段の斎藤慎太郎(30)に敗れた。