盛岡の動物園にクマ侵入か 餌求める?臨時休園

ツキノワグマ(環境省提供)
ツキノワグマ(環境省提供)

盛岡市動物公園ZOOMOは3日、野生のニホンツキノワグマが園内に侵入した可能性があるとして臨時休園にしたことを明らかにした。「園内にはクマの餌となる植物もあり、それらを求めて入ってきたかもしれない」として、安全が確認されるまでの間は休園するとしている。

動物公園によると、出勤してきた職員が3日午前8時20分ごろ、通用門脇の壁にある電気柵が切れ、壁の上部にツキノワグマのものとみられる多数の爪痕が残されているのを発見した。職員総がかりで園内を捜索している。

盛岡市動物公園は周囲を山に囲まれ、園内には森林、池などもあり、自然の中で動物と親しめる。4月20日にリニューアルオープンしたばかりで人気を集めている。

岩手県では今年に入り、ツキノワグマが人を襲う事故が相次ぎ、県は5月26日にツキノワグマ出没警報を出した。

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