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香港、天安門追悼抑え込み 国安法で市民けん制

3日、香港中心部のビクトリア公園の周辺で警戒する警察官ら(共同)
3日、香港中心部のビクトリア公園の周辺で警戒する警察官ら(共同)

中国が民主化運動を武力弾圧した1989年の天安門事件から4日で34年。香港政府は追悼集会を抑え込む姿勢を鮮明にしている。今年は新型コロナウイルス対策の行動規制は撤廃されているものの、当局は個人的な追悼活動でも香港国家安全維持法(国安法)違反となる可能性をちらつかせ、市民をけん制している。

中心部のビクトリア公園では90年から2020年まで追悼集会が毎年開かれてきたが、21年はコロナ対策を理由にした警察の禁止通知で中止に追い込まれた。22年も集会はなかった。今年は親中派団体のイベント開催で同公園が押さえられ、追悼行事の予定はない。

同公園付近では2日から3日にかけ警察官が配置され緊張感が漂った。香港メディアによると、4日は警察官約5千人が警戒に当たるという。(共同)

3日、香港中心部のビクトリア公園の近くに駐車された警察車両(共同)
3日、香港中心部のビクトリア公園の近くに駐車された警察車両(共同)
3日、香港中心部のビクトリア公園を巡回する警察官ら(共同)
3日、香港中心部のビクトリア公園を巡回する警察官ら(共同)


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