パリで行われているテニスの全仏オープンで2日、ウクライナ侵攻でロシアを支援するベラルーシ出身のアリーナ・サバレンカ(25)が女子シングルス3回戦を勝利した試合後の記者会見を欠席した。1月の全豪オープン女王は侵攻に関連した執拗な質問を受けた2回戦後の5月31日の会見で、精神的な不安を感じたという。
ロイター通信によるとサバレンカは厳選された記者らの取材には対応。「心の健康や幸福のため、きょうは(会見での)この状況を回避することにした。大会側も決断を支持してくれた」などとするコメントが主催者から報道陣に公表された。
5月31日の会見では「『私、アリーナ・サバレンカはベラルーシがウクライナをミサイル攻撃している事実を断固、非難する』と言えるか」などと詰問され「ノーコメント」と答えていた。(共同)