元タレントの上岡龍太郎さんが死去したことを受けて2日、上岡さんと親交のあった著名人らが交流サイト(SNS)などを通じ、悼む声を寄せた。
視聴者からの困りごとなどを痛快に解決する朝日放送の「探偵!ナイトスクープ」で、初代局長を務めた上岡さん。番組で共演したタレントの越前屋俵太さんは「上岡龍太郎さんが、お亡くなりになってました。ちょっと言葉になりません。探偵時代、お世話になった人でした。ご冥福をお祈りいたします」と悼んだ。
元宮崎県知事でタレントの東国原英夫さんは「信じられない。昔、本当に大変お世話になった。僕が、マラソンを始めたのも上岡さんの影響だった。本当に残念だ。心からご冥福をお祈り申し上げます。」。俳優の松尾貴史さんも「元気な印象しかなく驚いています。デビュー当時から存在を認めてくれていて感謝しています。哀悼」としのんだ。
マージャン仲間だったという美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長も、自身のSNSで「横山ノックさんとパンチこと上岡龍太郎さんは僕の麻雀(まーじゃん)好敵手だった。あの時代の仲間は青芝フックさんだけになってしまった」と弔意を表した。
元毎日放送プロデューサー同志社女子大学の影山貴彦教授(メディア論)は「視聴者からも放送マンからも非常に愛された存在。あれほどの芸人はもうなかなか出ないだろう」と惜しんだ。
「『探偵!ナイトスクープ』は上岡龍太郎さんあっての番組だった。収録中に怒って帰ったかと思えば翌週何事もなかったように出演したり、はちゃめちゃなようで非常に優れたバランス感覚を持ち、プロデューサーのように番組を俯瞰(ふかん)していた」と指摘。「毒舌の裏にチャーミングさがあり、視聴者が思っても言えない一歩先を言葉にできたからこそ多くの人から愛されたのでは」と話した。