東証、バブル後高値更新 大幅続伸3万1500円

東京証券取引所=東京都中央区(鴨志田拓海撮影)
東京証券取引所=東京都中央区(鴨志田拓海撮影)

2日の東京株式市場は、日経平均株価が大幅続伸した。終値は前日比376円21銭高の3万1524円22銭。平成2年7月25日以来約33年ぶりの高い水準となり、バブル経済崩壊後の最高値を更新した。米国債のデフォルト(債務不履行)回避が確実となり、投資家に買い安心感が広がった。

東証株価指数(TOPIX)も33・41ポイント高の2182・70と、90年8月2日以来の高水準だった。出来高は約13億4200万株。

東京株式市場は朝方から、このところの上昇相場をけん引してきたハイテク株に加え、内需関連銘柄の多くにも買い注文が先行した。米連邦政府の債務上限の効力を一時停止する法案が議会を通過したと伝わると、東京市場では世界の金融市場が混乱するとの警戒感が収束。平均株価は取引時間の後半に上げ幅を拡大した。アジア株高も支えとなり、全面高の展開だった。

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