フォト

線状降水帯、相次ぎ発生 静岡、愛知などで「緊急安全確保」

亀の川が氾濫し、膝上まで冠水した和歌山市毛見の住宅街の道路。水しぶきを上げながら車が通過した。和歌山県では4市町に警戒レベル5の「緊急安全確保」が発令された=2日午後5時31分(甘利慈撮影)
亀の川が氾濫し、膝上まで冠水した和歌山市毛見の住宅街の道路。水しぶきを上げながら車が通過した。和歌山県では4市町に警戒レベル5の「緊急安全確保」が発令された=2日午後5時31分(甘利慈撮影)

台風2号からの暖かく湿った空気が前線に流れ込んだ影響で、愛知、三重、静岡の各県で2日午後、局地的な豪雨をもたらす線状降水帯が新たに発生した。同日昼までに高知、奈良、和歌山の各県でも線状降水帯が発生し、計6県になった。気象庁は西日本から北日本の広い範囲で3日にかけて激しい雨が降る恐れがあるとして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒を呼びかけた。

東海道新幹線は2日午後、全線で運転を一時見合わせた。名古屋―新大阪間は運転を再開したが、東京―名古屋間の同日中の運転は取りやめた。愛知県豊橋市や静岡県磐田市などでは、川の増水のため警戒レベル5の避難情報「緊急安全確保」を発表した。

ギャラリーページで見る

気象庁は、近畿と四国で2日夜まで、東海で3日午前まで、関東甲信で2日夜から3日午前に線状降水帯が発生する可能性があるとの予測を出した。

3日午後6時までの24時間予想雨量は多い所で、東海250ミリ、関東甲信200ミリ、四国と伊豆諸島150ミリ、近畿100ミリ。


会員限定記事会員サービス詳細