投資銀会長、監視下で調査 中国規律検査委が賄賂疑い

投資銀行「華興資本控股」の包凡会長兼CEO=2016年、米カリフォルニア州(ロイター)
投資銀行「華興資本控股」の包凡会長兼CEO=2016年、米カリフォルニア州(ロイター)

中国の投資銀行「華興資本控股」の包凡会長兼最高経営責任者(CEO)が、中国共産党中央規律検査委員会の監視下で調査を受けていることが分かった。中国メディアが2日までに伝えた。包会長は2月に一時消息不明となり、その後、「中国の関係機関の調査に協力している」と明らかにしていた。賄賂供与の疑いが持たれている。

中国メディアによると、包会長への調査は2月7日から始まり、8月まで続く見通し。華興資本の別の幹部が業務上の違法行為の疑いで調べられており、その事件と関連があるとみられる。

習近平指導部は汚職を摘発する反腐敗運動を展開し、金融やITなどの業界で取り締まりを強化。有名企業首脳が対象となるケースが相次いでいる。(共同)

中国投資銀会長が消息不明

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