高校野球の強豪校が1日、プロ野球中日の本拠地バンテリンドームナゴヤで練習試合を行った。愛知・享栄などを運営する学校法人の創立110周年記念事業として実現。試合は時間で打ち切りとなり、享栄が七回までで招待した大阪桐蔭に4―1で勝利した。
5回を無失点の好投を見せた享栄左腕の東松快征投手は「プロに入ればこのすごい球場で投げられる。わくわくしてきた」と笑顔で話した。同じく屈指の好投手で、投げ合いが注目された大阪桐蔭の前田悠伍投手は登板しなかった。2人は「レベルアップして夏に必ず甲子園で投げよう」と声をかけ合ったという。
敗れた大阪桐蔭の笹井知哉選手は「いい球場でやらせてもらうということで気合は入った」と振り返った。同校は愛知・栄徳とも対戦した。
スタンドに観客は入れず、享栄側は生徒が応援に訪れた。