将棋の藤井聡太六冠(20)=棋聖・竜王・王位・叡王・棋王・王将=が5月31日、6月1日の名人戦七番勝負第5局に勝ち、最年少で名人獲得と7冠を達成したことを受け、将棋界からその偉業を祝福する声が相次いだ。
谷川浩司十七世名人「記録というのはそれにふさわしい人が持つべき、と考えるようになりました。40年前の言葉をもう一度使わせていただくと、中原(誠)十六世名人からお預かりした最年少名人の記録を無事、藤井新名人にお渡しできた、という心境です」
羽生善治九段「史上最年少での名人獲得と7冠達成、誠におめでとうございます。前人未到の大記録の達成は、将棋に興味を持つ子供たちに大きな夢と希望を与えます。これからも将棋の魅力を伝えるフロントランナーとして、さらなる飛躍を遂げ、活躍されることを期待しています」
日本将棋連盟会長の佐藤康光九段「防衛を積み重ねながら挑戦し、数を増やしておられる現状は想像を絶します。タイトル全冠制覇も視野に入ってこられたかと思いますが、ますます体調にご留意され、さらなるご活躍を期待いたします」